当事業所の日課(プログラム)の1つとして、自立課題に取り組んで頂いております。そこで、今回は自立課題について簡単にご紹介致します。
自立課題とは、一人で取り組み、一人で完成できるように工夫された課題のことをいいます。実施にあたっては、お子様が何を理解して、何ができて(スキル)、何に興味関心があるのかを大切に、スタッフが日々の支援を通じて理解を深めながら、アセスメントと個別支援計画に基づいて、ご利用時には3~5課題程度、約2分~20分、個々に合わせた課題設定をして、日課の1つとして取り組んで頂いております。
主な自立課題の目的は、
①子どもたちに自信を持たせること、課題の取り組みを通じて、「一人でできた!」という達成感を味わうことを大切にしています。これを積み重ねていくことで、課題に対して自信が持てるようになり、小さなお子様は机に向かって学習する態度が身についていき、発達に応じてさまざまなことを学ぶことに役立っていきます。
②手先のスキルや将来の生活に役立つスキルを身につけることができます。見本を見る、手元を見るだけでなく、例えば洗濯バサミ=洗濯干し、コイン入れ=自動販売機の使用など生活に活かせるスキルとしての練習にもつながります。このように課題の場面だけでなく、将来のお仕事、お手伝いや余暇などの生活場面にも広げていくことに繋がります。
③自立課題を通じて、支援者はお子様に対する伝え方(コミュニケーション方法)や関わり方について理解を深めることができます。例えば、どういった言葉掛けが有効なのか?絵カードや写真カードは理解できるのか?どういった環境なら集中できるのだろうか?見通しはどのように伝えた方が効果的だろうか?などお子様についてさまざまなことが知る機会となります。
このように子どもたちの発達に合わせて、一人ひとりに合わせた環境や課題設定を繰り返し行うことで、一人で出来ることが増えたり、課題の集中力が向上したり、自立課題から身辺自立やお手伝い、将来のお仕事に活かせるようなったりなど、さまざまな成果が見られているお子様も多くいます。
ご利用中のお子さまは、毎回自立課題を意欲的に取り組んでいます!
自立課題の主な内容(領域)として
・プットイン(物を入れる)
・マッチング(同じものに合わせる、重ねる)
・分類(カードや物の分類、カテゴリーの分類)
・組立・分解
・パッケージング
・身辺自立(チャックしめ、巾着入れ)
・家事課題(タオルたたみ、配膳)
・事務作業(ファイリング、パソコン、電卓の使用)
・学習課題(文字・文章・数字・計算・時計・お金など)
・生活(ライフスキル)課題
・ソーシャルスキル
・職業課題(協同作業)など
300種類以上の課題があります!
自立課題(フォルダー課題)の販売を行っています。シンプルでわかりやすい教材で、持ち運びも出来、何度も繰り返し使えます。
1冊550円(税込・送料別)、ご興味・関心のある方は、お気軽にお問合せ下さい。
詳しくは
HP:http://www.propnishinomiya.jp
ネットショップ http://prop-kadai.ocnk.net
またインスタグラムでも課題の紹介をしていますので一度ご覧下さい!!